テンゴーカイ

 ゾロナミ以外の推しの話をするのは初めてでちょっと照れるんですが、今!まさに今!テン・ゴーカイジャーやってるので気持ちが溢れ出ていて。書き散らしますね。

 2011年、今から10年前です。海賊戦隊ゴーカイジャーという特撮の作品が放送されました。この作品は海賊の自由さと過去の戦隊の海賊版という豪快さで成り立つ、なかなかにユニークな作品で。当時は私学生で日曜朝7時半とか起きられませんでね、見てなかったのですけど。それから数年後、出会ってものすごくハマった作品です。

 特撮、というか戦隊シリーズは幼少期から大好きで、ゴーカイ見てみようと思ったのも、過去の戦隊のキャストやスーツや技やロボが出ると小耳に挟んだので、アマプラで配信されているのを発見して見始めたのでした。だからその時はゴーカイジャー自体には興味なくて、私が好きだった思い出の戦隊を見に行こ〜という気持ちで見始めたんです。

 甘かった。戦隊35周年記念作品。震災の年だったことも影響したかもしれませんが、すごく気合いの入った作品だなと思いました。話自体がまず面白いし、過去の戦隊の技や小ネタを踏襲しつつちゃんとゴーカイの人々のものになっていた。時間とお金と手間暇かけたんだろうなぁと思いました。話はね、まぁ結局のところ敵の組織を過去戦隊と自分たちの戦隊の力の合わせ技で倒すよっていう定番の展開です。この合わせ技が面白くて、私が幼少期に好きだったあの技とかあの姿でゴーカイジャーの人々が戦ってくれるのがなんともエモいなと思ったのでした。

 キャストも今となってはとんでも豪華だと思います。ジョー役の山田裕貴くんは言わずもがな。ルカ役の市道真央ちゃんは今は声優さんとしてのご活躍が目覚ましいです。M・A・Oちゃんは真央ちゃんだよ!鎧くん役の池田純矢くんは裏方のお仕事から表舞台まで幅広く。マベちゃん役の小澤亮太くんは舞台やドラマなど、俳優さんとして。ハカセもアイムちゃんも活躍されてるはず。ちょっと追いきれていないごめんお二人。

 それでね、テン・ゴーカイジャー!10周年!映画を今やっていて!オリジナルキャストで、しかもスーツアクターさんまで当時の方たちがやられているとのこと!!!
 これって結構奇跡に近いと思うんですよ。メインキャストの中に売れてる方が複数いて、スーツアクターさんはもう引退されていたりする方もいて、そういう中で当時の作品を作った方達(監督や脚本の方なんかも)が集まって映画撮るってね、もう奇跡だなって思うのです。本当素晴らしい。それだけの力がある作品なんだなとしみじみしている今日この頃です。
 ここまで興奮しておいてなんですが、私はこれ映画館には観に行けません。まず近くで上映していないし子どもの世話とか仕事とか諸々の都合で観に行けないの。もうこれは情報解禁になってからいろいろ調べて自分のスケジュールも確認して無理だなって分かってたから、ちゃんと諦めました。彼らのアクションをスクリーンで見たかったなっていうのはすごくあるんだけど、円盤で我慢しようと思っています。

 ゴーカイジャーは実はゾロナミのにはまるきっかけの作品でもあって。ゴーカイでも推しカプがいてね、ブルーのジョーくんとイエローのルカちゃんが好きカプなんですけど、ジョーは双刀使いの寡黙な剣士、ルカは元盗賊で勝気な女海賊。ん、妙な既視感。
 これね、公式も言ってたんだけど、当時ワンピースの流行があって海賊モチーフを選んだ経緯があったらしく、ゴーカイのメンバーのキャラ設定もワンピースから由来していると思われるところが多々あるの。ジョーはやっぱりゾロに近い(ずっと筋トレしてるし)し、ルカもナミさんぽい(お金担当)。ゴーカイにハマった時、もちろんワンピースは読んでたし知ってたから「あぁ、一味のキャラからもらったんだなぁ」とのほほんと思ってたのね。厳密にはもう少し個性はあるけどある程度それに近いものは感じられて。
 
 そもそも二次創作に出会ったのはゴーカイきっかけで、戦隊モノも基本少年向けだからカプ概念がない。でも「いやこの二人絶対!」って思って検索して出てきたのがpixivな!それでいろいろ作品を巡ってたんだけど、いかんせんハマった時にはすでに放送も終わってて作品がまさに消えつつあるタイミングで。半生ってデリケートだから、素敵な作家さんたちが作品をネット上から下げていっている時だったのですね。時すでに遅し感。
 
 ハマって数年経って、もうシブのゴーカイ作品全部見回ったんじゃねえかと思ってガッカリしてたんだけど、突然ひらめいたの。ゾロナミじゃね?って。
 いやそりゃそうだよ。キャラ設定はゾロナミから引っ張ってきてるんだからきっとこれはゾロナミだ!と確信を持って検索して、はい。今に至りました。しかもね、ありがたいことにゾロナミの沼は深かった。進行形で活動されてる作家さん方がいらした。ジョルカの沼は枯渇していたので水分補給するようにゾロナミを吸い込みました。勢い余って自分で文まで書いてしまうようになりました。

 ゾロナミに出会えたのはゴーカイ青黄のおかげだし、ゾロナミにどっぷり浸かれたのは素晴らしい作家さんたちのおかげだなと思います。不純な始まりですみません。でもそれぞれの沼を覗き込んで浸かって気づいたことは、それぞれやっぱり別物でそれぞれに良さも魅力もあるなってことでした。どちらに対しても深い愛で楽しんでいます。次はゾロナミについて書き散らそうかな♡

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