バレンタインの話

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　Be mineはバレンタインに告白する高校生ゾロナミちゃんの話です。

　幼馴染みでずっとそばにいる2人だったけど、ゾロの方が一つ上の学年なわけで、そうなると小学→中学、中学→高校のタイミングで1年間は学校の様子分からない時間が出来るじゃないですか。

　ゾロが高校入ってからの1年間、地元じゃない中学から集まった女子とかからわらわら告白されてたことを、同じ高校に入学してから知ったナミさんはすごく焦ったと思うのです。今までは地元で2人が幼馴染みなこと知ってる子ばかりで、間に割って入ろうと挑戦する猛者もいなくて、付き合ってなくても安泰だったけど、高校になったら状況が違ってて「ちゃんと私のものにしなくちゃ」とお付き合いすることを考え始めたわけです。

　でも長く幼馴染みの友だちでいたら、告白のタイミングってなくない？って時機をうかがってバレンタインにようやく行動に移したところがこの話です。

　ゾロはゾロでもちろんナミさん好き好きで、一緒にいる時はセコムしてるからナミさんどんどん高嶺の花になってます。ナミさんは中学の卒業式で告白したかった男子が山のようにいたけど、当然のように卒業式に迎えに来てるマリモセコムがいたもんだから誰一人として告白できず。後輩女子からのプレゼントと花束と色紙をたくさんもらってゾロと一緒に帰宅したのでした。

　ナミさん今までバレンタインは誰にも渡してなくて、今年も渡さないと思い込んでたら、明らかに本命の紙袋持ってて「おい相手誰だよクソっ」てなってあの態度です。なんて奴だ。

　ちなみにナミさんちは母子家庭で、母ベルメールさんと姉ノジコと3人暮らし。仲良し家族です。ゾロんちはくいなちゃんがお姉ちゃんかな〜ってぼんやり設定。出さなかったけど。

　話の最後、バイトから帰ってきたノジコ姉ちゃんに抱き合ってるところ見つかって、「おい〜人んちの前で何やってんのよバカップル〜」ってニヤニヤ冷やかされて、付き合って早々家族ばれして恥ずかしいナミさんと気まずいゾロの場面も入れようかなって思ってたけどやめました笑

　大遅刻な上に内容のわりに文字数使い過ぎな感があって勝手にちょっと罪悪感ですが、書いたので読んでもらえたら嬉しいです。

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